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環境面からの配慮

■省エネルギーと節水を考えながら器具を選定





 地球規模の環境問題に対し、学校 施設についても環境への負担の低減に対応した施設づくりが求められています。
 日常的に使うトイレにおいても、
子どもたちに心がけを教えると同時に、省エネ・節水機能を持った設備や、環境に配慮した器具を選定することも必要です。整備の充実にあわせて、児童・生徒への環境教育として活用することも検討したらどうで しょう。
今までは   最新の節水器具
1回の洗浄に13Lの 水を流す必要がありました。   1回の洗浄に大8L、または小6Lの水ですみます。
     
今までは   擬音装置は
使用中の音を消すために、 女性は平均で2.5回水を流していました。   使用中に擬似音を流すので、水を流す回数は1~1.5回に減ります。
     
今までは   自動洗浄は
使用頻度、小便の量の多少にかかわらず一定量の水が流れていました。   使用頻度と使用時間
をセンサーが感知し、洗浄量を自動的に調整します。
     
今までは   自動水栓は
水を勢いよく出して
しまったり、せっけ
んで手を洗っている
間、水を流しっ放し
にしがちでした。
  センサーが感知して
適量を吐水、遠ざけ
れば止水。水のムダ
遣いをストップ。



最新の節水型大便器を利用する

現在、学校で多く使用されている大便器の1回の洗浄水量は13L~11Lですが、
最新の節水タイプの大便器は6L/回となっています。また、自動バルブユニットと組合わせると、大6L・小5Lの切替が可能となり、さらに節水が可能です。

トイレ用擬音装置を設置する 
 用便中の音を消すため、女性は1回に平均2.5回流すという調査結果があります。
 擬音装置は、トイレの音を消すために使われるムダな水をカットするので、子どもたちの「排泄の恥ずかしさ」を軽減するだけでなく節水もできます。

自動洗浄小便器の採用
 使用頻度と使用時間をセンサーが感知し、洗浄量を自動的に調整するので効果的な>節水が可能です。流れ忘れがなくなり、衛生的です。
 さらにジアテクト機能(尿石制御 システム)搭載の自動洗浄小便器は、殺菌効果に優れた機能水を流すことで、従来の自動洗浄小便器に比べて、さらに約50%の節水と、尿石の付着を制御します。

自動水栓の効果
 ハンドルがなくノンタッチ操作で使用できるため、洗面器回りが汚れにくく、水の止め忘れも防げる、衛生的で経済的な水栓です。
 発電タイプの自動水栓は電気代を節約。発電機能により、災害時に停電した際にも吐水可能です。



■トイレ内環境の向上のためには3Kの排除が大切






 トイレの3Kとは臭い、汚い、暗いのこと。かつてトイレは「ご不浄」とも呼ばれて、まさに3Kの場所でした。しかし、最近ではほとんどの地域に下水道が整備され、また浄化槽が行き渡ったおかげで、家庭のトイレは落ち着けるところとなったようです。
 ところが、学校のトイレはいまだに整備が遅れているところが多く、清掃が行き届かなかったり、外から砂やホコリなどが入りやすいこともあって、汚れやすいところです。
 いずれにしても汚さないことが第一ですが、できる限り3Kを排除できる物理的な環境づくりも必要です。なんといってもトイレ内を清潔に保つことが第一。そのためには、トイレを使用したら必ず水を流すこと。さらに、日常清掃をしっかりと行なうことが基本です。とくに湿気は臭いの元となる雑菌を繁殖させるため、よく乾燥させることが大切です。
 日常清掃に加えて、学期の終わりごとに教職員やPTAのトイレ清掃を行事としている学校もあります。子どもたちと先生、さらに両親などとのコミュニケーションを高める意味でも効果的ですし、子どもたちの手が届かない部分の清掃ができます。
 臭気対策としては、さらにトイレ内換気を十分にとる必要もあります。窓を開けられない気候や時期もあるので、自然換気だけに頼らず、換気扇を高性能のものに替えたり、大便ブース内にそれぞれ吸気口を設けるなど機械的な方法も効果的です。
 その上で、専門業者に委託して配管やトラップの内部など、見えないところに付着、蓄積して臭いの元となる尿石を取り除くための清掃を、年に1~2回ほど定期的に行なうことが望ましいと思われます。
 また、空気中に浮遊する臭いの成分は、光触媒を用いたエアクリーナーなどで取り除くことも可能です。

 
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■床の汚れや滑りやすさを防止・軽減するには


 


 トイレの床の汚れのほとんどは、外から持ち込まれる砂や泥が原因です。上履きの底に付着したものや、風に吹かれて入ってくるものもあります。また、小便器から跳ね出した小便や和式便器での粗相などもあります。
 これらの汚れを防止・軽減して清掃性をよくするためには、適切な床材の選定が必要です。
 床材には大別するとビニル系とタイル系の2種類があります。いずれも吸水性が少なく、トイレの床には適していますが、ビニル系には長尺のものがあって、継ぎ目を少なくすることができて作業箇所が減るなど、施工性に優れています。一方、タイル系はビニル系と比較して硬度が高く、傷や汚れに対して優れた性能を持っています。
 床の目地には汚れや水分が溜まりやすく、雑菌が繁殖する温床ともなるため、極力目地の少ない素材や施工方法を選ぶ配慮も、床面を清潔に保つためには必要です。
 しかし、いずれも表面に水が付着すると滑りやすくはなりますが、安全性を重視して表面に凹凸のあるタイルやエンボス加工したビニル系床材を用いたケースでは、滑り止めの凹凸がそのまま汚れ溜まりとなり、清掃しにくいとの報告もあります。
 最近では表面が平滑でありながら防滑性を高めたものや、ワックスがけをしなくても汚れが付きにくく取りやすいビニル床シートも開発されており、前者は汚れがたまりにくいのでグラウンドや開放ゾーンのトイレに、後者は一般教室ゾーンに相応しいものといえます。
 一方、最近増加しているドライ清掃方式を採用することで、水に濡れて滑る心配もなくなり、凹凸の少ない床材の使用が可能となります。
 また、ウェット清掃方式だから滑りやすいといっても、履物の底の素材や動く早さとの関係もあります。普通に歩く程度のスピードであれば、それほど滑りやすいというほどのことはありません。むしろトイレ内で走ったりしないようにしつける必要もあるのではないでしょうか。

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