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設計のポイント


小便ゾーンをどのように計画するか

■感受性が強い年代の感性に応えられる計画を






 従来必要個数の器具を設置すれば その目的を達成していた小便ゾー ン。そのスペースについて最近では利用者満足の視点から、新築リニューアルを問わず従来の計画を見直す動きがでてきました。
 
見直す動きとはいかなるものか、従来の小便ゾーンの考え方と比較しておく必要があります。器具についていえば
1.ストールのない、一般にチューリップ型と呼ばれるものから、ストール付きに
2.洗浄装置は押しボタン式のものからセンサー式自動洗浄タイプに
3.汚垂れ石の設置
5.体格の変化に合わせた便器間隔の拡大などが挙げられます。
 これらの理由のひとつとして、新聞の社会人に対するアンケートでは、小便器の間に仕切りが欲しいと答えた社会人が8割であったという結果からも、ストール付き小便器の必要性がわかります。
 押しボタンは不潔感から押さない人がいて、臭気や尿石の固着につなが りやすく、節水やメンテナンス性の向上のためにも自動化が適切でしょう。
 また汚垂れ石の設置は水を流さない乾式清掃に替えた時、拭き掃除で済むため小便器下の汚垂れ対策になります。
 体格の変化については、小学校高 学年になると成人並みの身長の人もいて、便器間隔も成人の寸法に合わせる必要がでてきますし、また地域 開放を考えた場合にも成人の寸法を考慮する必要があります。
 上記のように仕様を変えることは 重要ですが、それだけでは利用者の真の満足につながらないと考えるのが、最近の傾向です。
 次(小便器のレイアウト)ページ中央の写真をご覧ください。隣の視線が気になるという問題を、放射状に小便器を配置することで解消させています。またカバンのような大きな荷物も置ける棚と仕切り板も円形の平面を切り取ることで個別空間として実現させています。
 さらに特筆すべきは暗くなりがちな前面の壁をウォールウォッシャー タイプのダウンライトで柔らかく演出している点です。
 人々の感性は不変ではなく、取り巻くあらゆる環境により移り変わっていきます。成人においても心地よく用を足すことが精神衛生に好影響を与えることは周知の事実ですが、 感受性が強い年代の児童や生徒においては、なおさらだと思われます。その感性に答えられる計画を小便ゾーンにおいても行うべきでしょう。


宝塚市立御殿山小学校の男子トイレは、隣り合っていた男女のトイレを一体化し、大きく空いた中央部に鏡とベンチを組み合わせたスクリーンを設置して回遊動線をつくり、あわせて大便ブースとを視覚的に分離している。



壁掛型
便器は壁で支持され、床からは浮いている。低リップタイプは大人から 子どもまで幅広く利用できる。床の清掃性が良い。

床置型
床から立ち上がったスタイルの小便器。


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