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設計のポイント


小便器回りの床仕上げ

■まずは汚さない配慮、そして清掃しやすい素材を選択します






 小便器の周辺は思いのほか尿が飛び散ります。仮に的を外さなくても、ある程度は飛散してしまうのです。それが蓄積して悪臭の元にもなるので、清潔さを保つためにはそれなりの配慮が欠かせません。  
 よく見かける小便器下の汚れの原因は、外から持ち込まれる砂や泥、 そして便器から跳ねだした小便です。  
 おこぼしをしないように小便器に近付くよう、便器下・便器手前の床材の色を、他の部分の床材の色と変えるのもひとつの方法です。色彩の違いによって、前まで進むようにと立ちエリアを示すサイン効果が生まれます。とくに低学年の場合は有効と思われます。    
 小便器下の床を数センチ上げて、 強制的に近づけるようにする例もあ りますが、これは清掃性の上からは疑問があります。段差の入隅に汚れがたまりやすいからです。  
 なお、トイレ内の床材は全般的に吸水性が少なく、目地の少ない材料を選ぶことが重要ですが、とくに小便器下はこぼしやすい部位なので、目地を避けて施工し、清掃しやすい床材を選ぶことが重要になります。  
 材質的には焼き物タイルとプラスチック系のビニル床シートがあり、 表面が鏡面で艶があるほうが汚れが落ちやすいといえますが、グランドや開放ゾーンのトイレでは、雨水や 泥の持ち込みが多くなり、床面が傷つきやすく滑りやすくなるので、焼 き物タイルは無釉タイルの磁器質またはせっ器質タイルを、ビニル床シー は平滑防滑床シートがお薦めです。  
 一般教室ゾーンのトイレは外部からの汚れ物質の持ち込みが比較的少 ないので、焼き物タイルは施釉タイルを、ビニル床シートはワックス掛け不要の耐汚染性ビニル床シートをお薦めします。  
 なお、床材の目地は汚れ溜りになりやすいので、焼き物タイルは大判とし、小便器と小便器の間で目地を 取るようにします。ビニル床シートも同様の箇所で目地を設けるようにします。
 小便器下に汚垂石を敷くのもひとつの方法です。石という字がついていますが、素材としては石だけでは なく、陶板や科学素材などさまざまですが、なかには抗菌処理や防汚処理をしたものもあります。
 いずれにしてもこぼすのは使用者ですから、こぼしたらこぼした本人が拭く習慣付けも大切ではないでしょうか。
 なお、トイレ全体の床に関することですが、たとえ乾式清掃であって も、水を流して清掃する必要がある 場合も考えられます。その意味では防水処理とともに、排水口を確保しておけば万全でしょう。



小便器下に大判タイルを敷き詰めた、札幌市立資生館小学校。
壁掛型小便器と防汚陶板で掃除しやすく清潔 に。
L 字型に配置された小便器と汚垂 石。デッドスペースとなるコー ナー部分には小さな棚が設けられた宝塚市立光明小学校。棚にスポットライトが当てられた楽しい 演出。
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