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設計のポイント


わかりやすく入りやすいトイレの出入り口に

■バリアフリーや視認性だけではなく、みんなが参加できるような配慮もできます

トイレと廊下の間には扉は必要か  
 昔の学校のトイレには、必ずといっ てよいほど扉が付いていました。こ れはトイレを利用する生徒たちのプ ライバシーを守る必要があることも もちろんですが、トイレの臭いを廊 下にもらさない目的がありました。
 かつては大便器は和式が多くて汚れやすく、清掃も床に水を流して洗う湿式トイレが多かったので、今と比べて臭いトイレが多かったのです。
 水洗化される以前はトイレは臭い ところだったので、トイレに扉を設 けるのは当たり前でした。
 水洗化されて洋式化が進み、清掃も乾式に変わってきた現在のトイレでは、入口に扉を設けることは少なくなりました。しかし廊下から直接ブースや小便器ゾーンが視線に入らないようにクランク状に壁を設計したり正面に間仕切を立てるなどの配慮が必要です。
 また、扉を付けたり複雑な入口にすることは防犯上好ましくありませんので、ある程度簡単に先生が中をのぞけるつくりにすることをお薦め します。


トイレと廊下の段差は
 トイレの段差は、前項同様に以前は湿式トイレで水が廊下に流れ出ないように必ず付いていました。水洗いが不要になったトイレでは、入口段差の必要性はなくなったと思われ ます。バリアフリーの観点から考えるとできる限り段差はなくしたほうが好ましいと考えられます。
 なお、できれば廊下からトイレ方向にわずかでも勾配をつけておくと、いざというときに水洗いしても廊下に水が流れ出す危険性が少なくなります。

松伏町立松伏中学校の廊下には、生徒たちがデザインしたトイレの入口を示すサインが施されている


トイレのサインは見やすいだけではない?

 私たちは日常生活の中で扉から出ようとする人の姿をした緑のサインを見ると非常口であると認識します。同様に立った男性の青い姿と女性の赤い姿のサインを見ると自然にトイレと認識します。ただ男性(青)と女性(赤)の形(色)をしたもの でトイレと認識するのは、よくよく考えると不思議なことですが、家庭 以外では常にトイレにはそのように表示されているので、共通の認識と なっているのです。
 サインについては、このように形や色で見る人に理解してもらうことが重要です。色は、視覚障害のある人には判別できないこともあるので形ですべてを理解してもらう必要が あります。多目的トイレでは、車椅子、赤ちゃん、オストメイトのサインなどが付けられ、その利用設備の内容を表現しています。
 このように私たちの生活の中でトイレに限らず、エレベータ、エスカレータなど共通認識ができるもの は、逆に文字による表示がなくても通じるのです。
 すでに多くの学校で参加型のトイレづくりに取り組んでおり、ピクトサインを子どもたちに任せている例も多くありました。比較的誰にでも 参加しやすい方法なので、これからのトイレづくりにも取り入れられるのではないでしょうか。
 また、サインは常に固定されている必要はなく、簡単に取り外しができるようにしておくと、トイレを利用する学年が変わるときや季節の変わり目など、いろいろな機会を見つけては新たなサインをつくることも可能です。このような仕掛けによって、つねにトイレに気を配る習慣づけもできるのではないでしょうか。なお、サインの設置位置や向きなどは、見やすさや誘導性を考慮して取り付けることが必要です。

宝塚市立光明小学校は男女のトイレ入口の間にニッチが設けられ、生花で空間を演出。
太田市立東中学校のトイレは、男女隣り合わせだったものを専用とし、不要となった入口 にベンチを設けて いる。
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