学校のトイレ研究会「2022年度全国自治体アンケート調査」(複数回答)学校のトイレ研究会「2021年度全国公立小中学校アンケート調査」地域開放への対応や災害時の避難場所としての備えなど、学校トイレの役割は拡大しています。子どもたちや教職員に留まらず、地域の障がい者や高齢者、乳幼児連れ、性的マイノリティ、外国人など多様な利用者が想定されるため、有事を見据えた整備が必要不可欠です。障がいの有無や性別、国籍の違い等に関わらず、物理的・心理的なバリアフリー化を進め、インクルーシブな社会環境の整備や誰もが支障なく学校生活を送ることができる環境整備が求められています。国土交通省2021年3月、国土交通省「高齢者、障害者等の円滑な移動等に配慮した建築設計標準」の改正で、バリアフリー基準適合義務の対象施設に“公立小中学校”が追加されました。障がいのある児童生徒、教職員、地域の要配慮者の利用をふまえたトイレ計画◎重要 〇望ましい ☆有効◎車いす使用者用便房◎新築・改築・大規模改修時 の各階への設置☆男女共用とする◎緊急通報ボタン◎車いす使用者の通行可能な出入り口・通路の幅員◎手すり(1個以上)◎床置式または 壁掛式低リップ 小便器(1個以上)*文部科学省「学校施設バリアフリー化推進指針(令和2年12月)第2章-4-5 「誰もが利用できる便所」をもとに作成一般の便所内◎手すりトイレを利用する生徒に聞きました!Q.どのトイレを使いたいですか?〇洗浄ボタン・ ペーパーホルダー等 機器の配置の統一*◎洋式便器〇使いやすい水栓〇車いすでひざ下が 入るスペース〇座位でも容易に 使用できる高さの 洗面台(1個以上)◎滑りにくい床仕上げ◎出入り口ならびに通路の段差を なくす◎円滑に使用できる出入り口戸☆便房の戸に使用中か否かの 表示装置☆点字などによる案内表示☆光警報装置*公共トイレ操作系JIS(JIS S 0026)◎オストメイト対応 の水洗器具バリアフリー対応が1位全国自治体に聞きました!Q.今後、学校のトイレ整備を考える上で、 特に重要と思うこと26% 26% 18% 18% 13% 13% 13% 13% 11%11%全国公立小中学校教職員に聞きました!Q.今後のトイレ整備において、 性的マイノリティの児童・ 生徒への対応も視野に入れる 必要性があると思いますか?不要 0%バリアフリー対応バリアフリー対応感染症対策感染症対策災害対策災害対策長寿命化対応長寿命化対応ダイバーシティダイバーシティ(多様な利用者配慮)(多様な利用者配慮)老朽化対策老朽化対策清掃管理・清掃管理・メンテナンスの強化メンテナンスの強化環境配慮環境配慮(節水・省エネ・CO2削減)(節水・省エネ・CO2削減)短工期改修短工期改修児童・生徒への教育児童・生徒への教育維持管理体制の強化維持管理体制の強化どちらかといえば不要 2%どちらともいえない11%どちらかといえば必要27%n=87どちらかといえば ない方がいい 1%どちらともいえない 8%必要60%n=169どちらかといえばある方がいいある方がいい教室横の男女に分かれたトイレ26%1F男女別に分かれたトイレ■1F男女共用個室トイレ 8%■1Fみんなのトイレ 11%80% 49% 49% 47% 47% 38% 38% 34% 34% 31% 31% ない方がいい 0%n=167分からないn=52221%11Q.性別に関係なく使える トイレが学校にある方が いいと思いますか? ※バリアフリートイレを含む19%文部科学省2020年12月、文部科学省「学校施設バリアフリー化推進指針」を改訂。併せて2025年度末までに避難所に指定されているすべての公立小中学校(総学校数の95%に相当)に車いす使用者用トイレを設置するという整備目標が発表されました。72%学校トイレのバリアフリー化加速の動き誰もが利用できるトイレとは?ダイバーシティ視点から考える学校トイレ34%子どもたちのニーズは多様です。どのトイレを使うかは利用者が決めること。選択肢が増えることで安心して使える生活環境に。「愛知県豊川市立西部中学校トイレ改修後アンケート調査」(TOTO調べ)学校トイレに求められることバリアフリー対策
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