児童・生徒の日常清掃だけでは、きれいな状態を維持するのは困難です。少なくとも学期末ごとに、望ましくは1ヶ月に1回は、大人が中心となって、トイレに蓄積した軽度な汚れを除去しましょう。ゴム手袋28❶床の清掃ゴム手袋か使い捨て手袋をし、ホウキでトイレ全体のゴミを集め、チリトリで取る。コップ1杯分の中性洗剤液でぬらしたモップで、①洗面所、②洋式大便器まわり、③小便器の下、④和式便器まわりの順で床をふく。小便器下など特に汚れがひどい場所は、水でうすめた酸性洗剤を使って汚れを落とす。❺室内の壁面の清掃間仕切りやパーティションなど、日常清掃で落としきれていない汚れを、水で薄めた中性洗剤を含ませた雑巾でふき、その後に水拭きして洗剤をおとす。使い捨て手袋ホウキとチリトリ❷大小便器の蓄積汚れの除去黒ずみや黄ばみがある場所に直接酸性洗剤を塗り、柄付きブラシでこすり洗いをする。❻洗面器の蓄積汚れの除去雑巾に水で薄めた中性洗剤を含ませて、洗面器本体や金具に付着している水垢・汚れなどを落とす。水垢が付きやすい水栓金具の根元や排水口まわりは入念に。汚れがひどく、中性洗剤で落ちない場合は、水で薄めた酸性洗剤を使用する。水拭きして洗剤をおとし、最後に乾いた雑巾で乾拭きする。バケツ雑巾床モップと絞り器または使い捨てペーパーモップ❸温水洗浄便座の清掃水で薄めた中性洗剤を含ませた雑巾で、便座のふた、便座、便器をふく。その後、水をふくませた雑巾で、洗剤をふき取る。温水洗浄便座の場合は、ノズルをきれいな雑巾でふく。雑巾が汚れたら交換する。ノズルの汚れがひどい場合は、水で薄めた中性洗剤を吹きつけ、歯ブラシでこすり洗いをして雑巾でふき、洗剤が残らないようによくふき取る。❼窓ガラスと鏡の清掃水で薄めた中性洗剤をつけた雑巾で、窓ガラス・鏡を上から下へ拭いていく。最後に乾いた雑巾で上から下へ拭いて、水分を取る。サッシのすみの部分に汚れがたまりやすいので、入念にふく。トイレブラシスポンジ❹小便器内の尿石除去小便器内にある目皿をS字フックで取り外し、用意しておいたバケツに入れて酸性洗剤を塗る。しばらくたってからスポンジまたは柄付きブラシでこすり洗いをし尿石を落とす。目皿を外した小便器の中も、柄付きブラシで入念にこすり洗いをする。小便器内の水を減らして酸性洗剤を塗り、10分程たって水を流す。❽清掃道具の片付け使った清掃道具は専用の流しでよく洗い、水をよく切って乾かす。水分を含んだまま収納すると、カビや臭気発生の原因になるので、よく乾燥させた後に収納する。中性洗剤酸性洗剤清掃方法お掃除で使う道具を確認する清掃手順清掃・メンテナンス定期清掃
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