特に「手洗い場の自動水栓化(一部)」は1年で14ポイント上昇、「手洗い場の自動水栓化(全部)」は割合としては決して高くないものの、2倍近くに上昇しています。非接触化をはじめ、液体石けんやアルコール製剤の設置が今後の方針として考えられているようです。文部科学省は2025年度までに、避難所に指定されている全国公立学校の100%(=全学校の95%相当)に車いす使用者用トイレを設置することを目指しています。そこで、Q6では、車いす使用者用トイレの設置について、2022年度までに所管する全学校の何%に設置する目標や計画があるかを聞きました。 「校舎への設置」では目標・計画があるとする自治体が50%を占め、目標未定・計画なしが50%と、二分する結果となりました。所管の学校の81%以上に設置するとした回答がられます。しかし、Q2の回答からもわかるように、バリアフリーが重要という認識はあっても、車いす使用者用トイレの計画が決まっていない自治体がまだ多いということです。特に屋内運動場は、目標・計画があるとする自治体が39%にとどまっています。Q7・8では、学校教職員に対し、車いす使用者用トイレの設置状況を聞いています。実際の設置数では、校舎では約2割が設置されておらず、屋内運動場では7割が設置されていないということです。文部科学省の整備目標からはかなり離れた実態が明らかになりました。もっと増える?バリアフリートイレ■1カ所 ■2カ所■3カ所 ■4カ所 ■5カ所以上 ■なしn=164設置計画なし 屋内運動場(体育館)■1カ所 ■2カ所以上 ■なし設置率1~20%21~40%n=111n=16023%というのは、決して低くない数字と考え■校内に1カ所 ■建物ごとに1カ所■階ごとに1カ所 ■トイレごとに1カ所 ■不要設置計画なし41~60%61~80%81~100%は約8割n=164設置率1~20%21~40%81~100%n=108 出典:An=149出典:E目標・計画あり50%目標・計画あり50%■1カ所 ■男女トイレに各1カ所 ■不要目標・計画あり39%目標・41~60%計画あり39%61~80%1936%8%5%18%14%5%5%29%10%12%13%1%15%16%6%目標未定・計画なしが5割校舎出典:E複数設置希望目標未定・計画なしが約6割校舎1カ所以上の設置希望は8割以上 屋内運動場(体育館) 自治体車いす使用者用トイレについて、全学校の何%に設置する目標・計画がありますか?2022年度末までの目標設置率。校舎、屋内運動場ともに1校に1カ所以上の設置教職員目標・目標・学校における車いす使用者用目標・計画あり目標・計画あり39%計画あり39%計画あり50%50%トイレの現在の設置数は?目標・目標・計画あり計画あり50%50%目標・目標・計画あり計画あり39%39%19%目標は未定41%9%10%7%23%70%目標は未定45%11%16%50%9%6%2%11%78%校舎教職員学校で必要と思われる車いす使用者用トイレの設置数は? 屋内運動場(体育館)Q6Q7Q8
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