約3割出典:2023年度全国自治体アンケート調査(n=98/複数回答)8今回の調査では、学校トイレのこれからのスタンダードを探るために、新築・改修時の整備方針について伺いました。新築・改修時における乾式化・洋式化Q1 「老朽化対策」が85%と最も高い結果となりました。続いて、「バリアフリートイレの整備」「トイレの洋式化・乾式化」「スロープ・エレベーターの整備」「避難所としての防災機能強化」が半数を上回り、災害対策やインクルーシブ教育にも配慮したバリアフリー対策が重要視されていることがわかります。Q2 新築または改修時のトイレの床の方針として、「すべて乾式床」「乾式床が多い」とする回答が87%を占め、「すべて湿式床」は0%となっています。乾式化による衛生管理や維持のメリットについて、認知されていると考えられます。Q3 児童・生徒用トイレの洋式化については、「すべて洋式化」「おおむね洋式化」が90%を超えています。感染症対策の観点からも洋式化への方針転換は確実に進み、「和式を1か所残す」方針は1割未満となりました。Q4 温水洗浄便座設置の方針では、児童・生徒用で「すべてに設置」「設置ありが多い」が児童・生徒用で34%、職員用で59%、支援や介助を必要とする利用が多いバリアフリートイレは79%と、教職員用やバリアフリートイレに比べて、児童・生徒用が非常に低い結果となりました。全く設置していない設置ありが少ない半数程度設置すべてに設置20%14%全く設置していない設置ありが多い設置ありが少ない半数程度設置半数程度設置全く設置していない設置ありが少ない設置ありが多いすべてに設置56%Q1Q2Q3Q4「すべて乾式床」「乾式床が多い」87%「すべて洋式化」「おおむね洋式化」新しい時代の学びを支える安全・安心な教育環境の実現のために「今後改善が必要」と思われること「トイレの床」の方針は?(新築・改修時)出典:2023年度全国自治体アンケート調査(n=98)「児童・生徒用トイレの 洋式化」の方針は?(新築・改修時) 出典:2023年度全国自治体アンケート調査(n=99)「トイレの温水洗浄便座設置」の方針は?(新築・改修時)*出典:2023年度全国自治体アンケート調査(n=96)「老朽化対策」とあわせてが上位乾式床が多い27%すべて乾式床60%おおむね洋式化すべて洋式化53%児童・生徒用トイレの温水洗浄便座「すべてに設置」「設置ありが多い」教職員トイレ教職員トイレn=98出典:2022年度全国自治体アンケート調査すべて湿式床湿式床が多い乾式床と湿式床が半々程度洋式と和式を半々程度各トイレに1か所和式を残す各階に1か所和式を残す児童・生徒用トイレ児童・生徒用トイレバリアフリートイレバリアフリートイレ「トイレの改善」37%29%老朽化対策バリアフリートイレの整備トイレの洋式化・乾式化スロープ・エレベーターの整備避難所としての防災機能強化脱炭素化耐震対策手洗い設備の非接触化他施設との複合・共有・集約化内装の木質化20%20%18%23%設置ありが多い新しい時代の学びを支える学校トイレのこ 38%34%79%59%すべてに設置41%91%
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