清掃・メンテナンス
プロ特別清掃
定期清掃でも落ちないガンコな尿石や床タイルの黒ずみは、専門の知識と技術をもった業者に清掃を依頼することで、根本的な問題を解消し、美観と衛生性を蘇らせることができます。
普段の清掃では落とせない固着した汚れや尿石の除去、悪臭・詰まりの解消は、専門的な知識もったプロの技術者に依頼することで、トイレ本来の美観と衛生性を取り戻すことが可能です。
外部へ清掃委託する場合は、業者任せにせず、仕様書をもとに事前事後に業者としっかり打合せを行い、単なる清掃作業ではなく、そのトイレが抱える問題点と原因を踏まえた適切な対処方法を提案・実施してもらえるように進めましょう。
木村徳太郎商店
トイレの悩みを解決し、キレイなトイレに蘇らせるプロのメンテナンスを提案します。
汚れ
固着した汚れは、洗浄水に含まれているカルシウム成分の中に、水の汚れや空気中の埃等が固着したもので、通常の清掃では除去することができません。便器内外・タイル表面を著しく傷めないよう磨き上げ、便器・タイル本来の光沢を蘇らせることが重要です。
ポイント
耐水ペーパー(研摩)で磨いたり、フッ素酸等の入った洗剤で洗うと、陶器の上塗り(釉薬)をはがしてしまう場合があります。結果、汚れの再付着を加速させ、除去するのに大変手間がかかります。
また、便器内面に常温乾燥コーティング剤(主にガラスコーティング)を塗布すると、洗浄水の流れが変わり、かえって汚れが付着したり、尿がコーティング剤の中に染み込み、剥離除去が困難になる場合があります。
作業前
作業後
作業前
作業後
臭気(尿・汚物)
トイレ室内の悪臭には大きく分けると、尿の臭いと下水の臭いがあります。臭いがあるからと安易に芳香剤を使用しているところが見受けられますが、それらが混合した場合、非常に不愉快な臭いが発生します。悪臭が発生するには必ずその原因があります。どこからどうして発生しているのか調べて対処しなければ解決しません。
- 便器周辺の尿の飛び散り・飛び跳ね等が悪臭の原因です。タイル床の場合はタイル表面に、尿・汚れ・水垢がカルシウム成分で固着し、特にタイル目地に尿・汚水が染み込んで悪臭が発生します。市販の洗剤や薬品では除去できないので、尿石除去剤と専門業者のノウハウで解決します。
- 下水の臭いは排水管内の汚物が原因です。
- 床面に施工してある洗浄水を排水するトラップは、内部に臭気止めが設置されていなかったり、清掃せずに長年取り出さないとトラップ内の側壁面と共に腐食して水が溜まらなくなり、共に腐食して水が溜まらず、空洞となって下水臭がトイレ室内にこもってしまいます。トラップ内に水が溜まらない時は、トラップそのものを補修しなければ臭いは解消されません。
また、その他にも、道具入れ(モップ・ほうき)からの腐敗臭などが挙げられます。
便器・便器まわりの尿石
作業前
作業後
排水トラップ
作業前
作業後
排水管洗浄
排水管の詰まりは、以下のような原因が考えられます。
- 尿石が排水管内壁に固着する(小便器等)
- 汚物やゴミ、管内の錆や腐食(大便器・洗面器・流し、排水管)
- 固形物が入り込んで洗浄水が流れない(各排水管)
排水管の材質は主に、鉛管・鉄管・塩化ビニール管等がありますが、特に鉄管の腐食や錆が原因で磨耗している場合があります。ファイバースコープで詰まっている原因を確認し、管内の磨耗率を調べてもらうとよいでしょう。排水管以外でも、小便器の取り付け部のビスやガスケット等の腐食度も、調べてみると交換や補修が必要な場合があります。専門業者によく調べてもらい、適切な作業をしてもらうことが大切です。
その他の補修としては、フラッシュバルブや排水パイプ等からの水漏れ、壁面・床面タイルの欠損、換気扇・照明等の故障、鏡・その他備品の破損などが挙げられます。
ポイント
タイル床面への樹脂ワックスは、尿の馴染みが非常に良く、さらに悪臭が悪化する場合があるので、注意しましょう。
ファイバースコープで見た排水管内
作業前
作業後