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学校トイレのポイント
耐久性|壁
かつてはトイレの壁といえばタイルが主流でしたが、近年のトイレ清掃の乾式化によって選べる壁材の幅が広がっています。耐久性やメンテナンス性はもちろんのこと、子どもたちが安心して使える明るく温かみのある空間づくりも求められています。
壁仕上げ材一覧表(学校のトイレ研究会評価)
仕上げ材 | 意匠性 | 耐水性 | 耐衝 撃性 |
耐薬 品性 |
防汚性 | コスト | 総合 評価 |
特徴 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
メラミン 不燃化粧板※ |
多彩な色柄に対応。硬質で傷つきにくく、さまざまな性能が優れています。高い堅牢性と意匠性を合わせ持ち、既存タイル壁にパネルを直接貼り付ける改修工事に適した接着工法もあります。 | |||||||
タイル | 耐水性が高く、湿式清掃の屋外トイレに適してします。最近は素材感や陰影を活かした素材性から、デザインタイルを洗面コーナーなどに部分的に採用されるケースもあります。 | |||||||
化粧ケイ酸 カルシウム板 |
メラミン樹脂に比べ、耐久性・耐衝撃性・耐薬品性などが劣り、湿式清掃で長年使用すると劣化する場合があります。 | |||||||
一般ビニルクロス | 施工性が良く、優しい素材感など居室に近い空間デザインに対応できますが、トイレ空間では、耐水性や防汚性など耐久性が必要とされるため、使用部分が限定されます。 | |||||||
塗装 | 安価に仕上げることが可能。防汚性能が低いため、汚れがつきにくい天井に近い壁などに用いられます。塗り替えなどの定期的なメンテナンスが必要です。 |
メラミン不燃化粧板
機能性
メンテナンス性や耐久性に、消臭・抗ウイルス・抗菌性能を付与した高機能タイプがあります。
意匠性
単色・木目・抽象柄など多彩なバリエーションがあり、さまざまなイメージの空間を演出することができます。
メンテナンス性
汚れに強く、油性マジックによる落書きでも、溶剤で簡単に拭き取れます。熱にも強く、タバコによるいたずらでも、焦げない・変色しないので、美しさが長続きします。
改修工法
タイルの上から貼れる改修用のONタイル工法があります。
施工性
木工用超硬刃できれいにカットできます。
乾式工法で工期短縮も実現。
強さ、耐久性
表面の硬さは鉛筆硬度7H以上。ケイカル基材の不燃パネルと比べ割れにくく、学校トイレのみならず駅のトイレや通路など耐久性が必要な部位で定番のパネル材です。
学校トイレで20年以上の実績。年間1,000校以上の小中学校で使われています。
改修前
改修後
オリジナルの丈夫なサイン壁
オーダーメイドメラミン不燃化粧板
・サインの役割を果たす壁
・剥がれる心配がない
小便器まわりは特に汚れやすいので前面板等に「防臭防汚陶板」がおすすめ
小便器下に尿垂れ、壁には尿の飛び散り汚れが見られます。
某病院にて小便器周辺を撮影(写真:中谷ネットワークス)