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児童・生徒用トイレ
トイレは子どもたちが毎日利用する場所です。学校トイレへの嫌悪感やストレスをなくし、思わず集いたくなる楽しいトイレづくりが重要です。
男女別トイレとバリアフリートイレを併設したプラン例
- エントランス
- 洗面コーナー
- 小便器コーナー
- 大便器ブース
- 清掃用具スペース
- バリアフリートイレ
学校生活をスタートさせるにあたって、トイレがストレスにならないように、全体を元気が出る色合いでまとめた、カラフルで楽しい雰囲気のプランです。
「自分たちのトイレ」という意識を高めるため、計画段階でワークショップを開催し、子ども達の意見を反映する例も見られます。また、快適な状態を保ち、長く大切に使い続けることができるように、適切な維持管理を図ることが重要です。
ゾーン別配慮ポイント
① エントランス
明るく開放的な入口の演出。照明を人感センサー式にすれば、子どもの在・不在が外からわかって安心です。トイレに入らなくても手洗いができるよう、入口のスペースには手洗いコーナーを設置すれば、いつでもしっかり清潔に手洗いができます。
「海」がテーマ
② 洗面コーナー
児童生徒の体格に合った高さの洗面、身だしなみを整える鏡を設置し、照明で明るさを確保しましょう。水はねが多く、人の手がよく触れる壁面は、清潔性に優れた大判のメラミン化粧板がおすすめです。
「水中」をイメージ
③ 小便器コーナー
角度をつけた壁に設置された小便器は、隣の視線が気になりにくい配置となっています。小便器の足元には、光触媒抗菌・防汚・防臭効果のある汚垂れ石を設置。
人の行き来が多い床材には、耐久性に優れ、防汚コーティング層が汚れをガードする超防汚性ビニル床シートがおすすめです。
サンゴを守ろう
④ 大便器ブース
使いやすさ、衛生面から、洋式便器を採用。快適なトイレ空間は、子どもたちの安心に繋がります。ドアを避けることなく開閉でき、出入りがスムーズな回転式タイプがおすすめです。
「水中」をイメージ
⑤ 清掃用具スペース
快適な環境を維持し、長く使い続けるためには、トイレを大切に使い、清掃・管理が重要です。清掃用具入れは通風と明るさを確保し、フックや棚に、そこに何を置くのかラベルを貼るなど、整理整頓しやすい工夫をしましょう。トイレを子どもたちのコミュニケーションの場と捉え、友だちとおしゃべりを楽しんだり、荷物を置いたりできるベンチを設置をします。
海辺の夕日
⑥ バリアフリートイレ
さまざまな児童生徒の受け入れに備え、各階にバリアフリートイレがあれば安心です。車いすでもアプローチしやすく、オストメイトに配慮した汚物流しを設置します。
「水中」をイメージ