事例紹介
改修
藤沢市立小糸小学校
(神奈川県藤沢市)
藤沢市
教育委員会 教育部
学校施設課
課長(取材時)
髙橋 次郎さん
子どもたちに必ず行きたいと
思ってもらえるトイレに
藤沢市は、1965年~75年頃に建てられた築50年前後の学校が多く存在しています。改修工事だけではなく、建て替えも視野に入れながら、一概に古い建物から順番に着手する訳にはいかないため、どのようにルールづけて整備をしていくかが課題となっています。そこで、建物の目標使用年数を80年に設定し、中間期である使用年数40年程度で長寿命化改修、使用年数20年および60年で予防保全のための中規模改修を行うことを基本としました。また、建物や設備の劣化状況を評価する基準を設け、学校ごとの実態調査結果を数値化し、総合的に優先順位を判断しています。
改修工事を終えた学校では、子どもたちが安心してトイレを使える環境になり、休み時間にはストレスを感じることなく行きたいと思ってもらえると嬉しいです。今後は多様性への配慮やSDGsなどの問題にも対応しながら、だれもが安心して使える学校トイレを目指して整備を進めていきたいと考えています。