事例紹介

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改修

藤沢市立小糸小学校
(神奈川県藤沢市)

木下 尊人さん
よくしたい!その想いをお聞きしました。

藤沢市
教育委員会 教育部
学校施設課

課長補佐(取材時)
木下 尊人さん

維持・管理が容易な
シンプルで長持ちする
トイレの提供

藤沢市では、1997年頃からトイレのバリアフリー化に取り組んできました。阪神大震災の後、耐震改修を急ぐことが必要とされ、その建て替えや改修工事に合わせて、みんなのトイレの設置を行ってきました。さまざまなケースがあり、難しい工事もありましたが、今では中学校の全校に設置するまでになりました。
多様性への配慮という面では、プライバシーに配慮した天井の高さまで壁がある個室ブースを使いたいというニーズがあり、男女トイレとは別に、性別問わず利用できる広いスペースを備えた使い勝手の良い個室トイレが各階に整備されている状況を目指しています。時代とともにトイレも進化しているので、新しいものを取り入れながら、管理がしやすいものや、防汚性や抗菌に優れたもの、シンプルで長持ちする素材や部材を用いて、それらを子どもたちに提供していきたいと考えています。
また、トイレ整備については、適切な維持・管理の計画も重要です。学校によっては、大規模改修を待たずとも、適切な時期に投資して予防保全を行っています。コストはかかりますが不便さを伴う故障などを未然に防ぐことが可能になります。学校ごとに状況が異なるので、見極めながら計画を立てています。

男女共用みんなのトイレ
多様性に配慮して個室化した男女共用みんなのトイレ。オストメイト配慮設備や手すりなど、利用者に必要なものが揃っている。